親の特徴【その2】行き過ぎたプラス思考・・・・
不登校の子供を持つ親の特徴として行き過ぎたプラス思考で
ある場合が多いということがあります。
不登校の子供を持つ親の特徴をイメージする場合
子供が学校へ行かない事に落ち込んでいるとかマイナスな
イメージを持たれる人が多いと思いますが
意外にもそうでないケースが多々あります
不登校の子供を持つ親の特徴として、かなりのプラス思考を
持っていて、本当に子供さんが不登校なのか?
と疑いたくなるほど、明るく不登校に対してあまり心配して
いない親御さんが多くいるんです
特徴として次のようなことがあります
①自分の子供の事なので、大丈夫!必ずなんとかなると考えている
②人には色々な生き方があるので不登校を否定的に捉えない
③特に不登校に対して何も対応せずにただ、見守っている親
こういった特徴が行き過ぎたプラス思考である親御さんの特徴として
あります。
では、こういったプラス思考が何故よくないのか?
紹介します・・・。
まず、こういった行き過ぎのプラス思考な特徴のある親御さんでは
不登校を解決することができません
というのも・・・
①のケースでいうと、必ずなんとかなると考えている親御さんの場合は
自分の考え方に自信を持っているケースが多いんですが、こういった
場合は人の意見に耳を傾けないといった特徴があります
専門家や第三者に相談をするものの、行き過ぎたプラス思考のために
他者の意見は聞くものの、素直に取り入れようとはしないんです
自分に自信がある事で、人の意見を聞いても結局は取り入れることがなく
自分流(我流)で不登校に対応してしまうんです・・・
我流で不登校に対応する事で今の状態よりも悪い状態になってしまう
ことも少なくないです
②のケースだと、肯定するのはいいんですが、不登校に対するリスクを
想像することがないので実際に不登校によるマイナス面での問題が起こった
時の対応ができないです。
実際に不登校によるマイナス面が表に出てきた
時にあわててしまって対応できない・・・
これによって、子供が将来に対しての希望を持てなくなり不登校が悪化
してしまう・・・ということになります。
③のケースでは、子供のことを信じてるという事から、子供の不登校に
対処することなく、ただ見守っている・・・
子供の事を信じるというのは一見すごく良い事のように思えるんですが
子供はまだ、人生経験が浅いんです・・・
信じることはすごく良い事なんですが、人生経験が浅いので選択肢が
少ないということです。
なので、この時期の子供に対していくら良いサポートがあったとしても
選択することが出来ずに子供自信が少ない知識や経験の中で対応する事に
なってしまい、結局は不登校や引きこもりが悪化してしまうといった
事になります。
このように不登校の親の特徴で行き過ぎたプラス思考を持つことは
マイナスに働くことがあるので要注意です
ただ、こういった親御さんの特徴はとても難しい問題であることは
確かです・・・
というのも、前述のとおり行き過ぎたプラス思考のために人の意見を
聞かないんです・・・
素直ではないために専門家のアドバイスや知識を活かすことができない
んです、本当にもったいないことなんです
また、人の意見を聞かないが故に対応がとても難しいとされているのが
この手のタイプの親御さんの特徴なんです
不登校の解決は子供さんだけが頑張るものではありません
親と子供の両者が協力することで解決していくものです
プラス思考で自分に自信を持つことはとても大切で良い事ですが
行き過ぎると弊害になってしまいます
とても、難しい事なんですが楽観視するのではなく不登校に対する
リスクもしっかりと認識して対応することをおすすめします。
もし、今の自分の状態が行き過ぎたプラス思考の特徴に当てはまっている
のであれば、過剰なプラス思考は良くないということを知っていただけ
たら幸いです。
続く